Light In Bloom

Lighting design, lighting device based on emargent phenomena of natural world
(reconstructing of firefly lighting behavior)

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Outline

Light In Bloom は、自然界における創発現象、蛍の同期発光現象について、姿カタチそのものを模倣するのではなく、互いの関わり合い方を振り子という物理的な構成で再現することで、その光のパターンを獲得する光源装置です。
蛍の同期発光現象とは、一匹一匹の蛍は隣の蛍の光に合わせ発行するだけであるのに、全体としては、大きな意思をもった光の集合のように観測できるというものです。
人工物において自然物の複雑な反応をそのまま、プログラム、記述することは、限りなく難しいことです。
しかし、それを創り出す仕組みを再現することで、シンプルな機能で複雑な結果を得ることができるのではと考え、制作に至りました。

Interation

機器本体は三本の円柱透明アクリル製の振り子から構成され、個々の振り子には加速度センサ(入力)、高輝度LED(出力)、振り子ごとに独立した制御を持ちます。
各振り子どうしは回転軸によって連結され、人の振り子を揺らす、回す動作をきっかけに振り子どうしが振れ合い、周囲の環境に対し、光を映し出します。
個々の振り子に対し、振り子の先端に設置された加速度センサから、振り子の加速度を読み取り、それに応じて、振り子内部に内蔵されたLEDを発行します。
初めの力具合や、操作する振り子の順番によって全く異なる光のパターンを観測することができ、また、振り子の運動は持続し、減衰する間も光のパターンは現れるため、スイッチを押すと光るといった on、off はっきりとした機械的な反応ではなく、動作が振り子を通じて広がって、しばらくすると減衰していく、光が呼吸するような有機的な反応を得ることができます。

プロダクトデザイン

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